ログイン社長の独り言 2014/8/6
改めて気付いた - たまに覗くから面白い！毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時：2014/08/06(水) 06:46
先日の日曜日、中学2年生の息子から、私の仕事について色々と聞かれました。
なぜそんなことを聞くのか不審に思っていたところ、どうやら夏休みの宿題で、仕事に関するアンケートを取らなければならないらしい。
宿題なら協力してやらなければなりませんが、自分の仕事について答えるのも難しいものです。
もちろん、「ありのまま」に答えるのは簡単ですが、それではあまりに体裁が悪いので、無難な回答を考えるのが難しいのです・・・。
みなさんは自分の仕事について聞かれたとき、スラスラと答えられますか？
私は、一応社長という立場ですので、嘘八百とか綺麗事を並べるだけなら、スラスラと話すことができますよ。
うん。
それも大事な社長業のひとつだと思います。
でもね、息子に対して本音で答えると、それは世間様に対しては大変言い難い事もあるわけです。はい。
「建前」って大事ですから。
ま、どんなやり取りがあったのか、ご紹介しましょう。
Q１．あなたの仕事は、どんな仕事ですか？
A１．「ワシの仕事は、ゴミをカネに変えるのが仕事じゃ」
これが本音の答ですので、まずはそのように回答しました。
ところが中学生にもなると、意外とマトモな事を言うものです。
「それを、もう少し格好良い言い方をすると？」
なるほど。
世間体や建前というものを意識して、無難な回答を求めているようです。
「それはオマエが自分で考えろ！？」と言いたいのは山々ですが、私の仕事を完全に理解していない中学生にはちょっと無理。
そんな訳で、息子に対して世間体や建前を意識した回答をするハメになりました。
私：「仕事は、金属資源や中古商品の輸出入に関する事業だ！」
息子：「具体的には？」
私：「ゴミの中から売れるモノを抜き取って売ったりしている」
息子：「それは書けないでしょ？」
私：「中古自転車を輸出したり、携帯電話のように希少な金属資源を含んだスクラップを輸入したりしている・・・これで良いか？」
とまあ、こんな調子です。
あれこれと一時間近くにわたって、色々と聞かれたのですが、改めて大切な事に気付かされた気がします。
それは、息子に対して答えた本音の話って、聞こえは良くないし世間体も悪いけど、実は仕事の肝の部分というか、一番儲かる本質の部分だということです。
「ゴミをカネに変える仕事」の件なんて、まさに私の仕事の肝であり、一番儲かる本質の部分ですもの。
平素外に向けて話している仕事の話しって、世間体が良く、かつ、儲けの部分を教えないような無難な話をしているんですね～。
その事で、少々反省すべき点があることに気付きました。
世間体の良い話ばかり自分の口から話す機会が多いものだから、自分がそれに酔ってしまって、儲かる仕事じゃなくて世間体の良い仕事に流されてしまう・・・。
多少は、そんな状況に陥ってしまっているように感じるのです。
やはり、私の仕事は、「ゴミをカネに変える」仕事でなければなりません。
そうでないと儲かりませんからね～。
私の仕事の基本というか原点は、「ゴミ箱の空き缶を拾って回る」という仕事です。
まさに、ゴミをカネに変える仕事ですね。
冗談ではなく今から7年前の夏、本当に何も分からないまま、空き缶拾いからスタートした。
これから数ヵ月後、少しだけスケールが大きくなり、かつて盛況だった「無料回収」みたいなスタイルを始めました。
これもわかりやすいゴミをカネに変える仕事ですから、着眼点としては良かった。
多くの問題がありましたので、一年も経たずに止めましたけどね・・・。
さらにスケールが大きくなると、不要になった自転車を全国から大量に集め、コンテナに詰めて海外へ送る。
これは現在も行っている事業の一つです。
事業規模が大きくなるにつれ、少しずつ形に変化はあるのですが、「ゴミをカネに変える」という大原則は普遍です。
この原則から逸脱した、スクラップや中古品に関する事業は、残念ながら儲からないんです。
ちなみに、自分に言い聞かせています。はい。
仕事を進める上で、「どうしよう？」「何をしよう？」などと判断に迷ったとき、「ゴミをカネに変える」性質の仕事であるか否か、コレを判断の第一条件にしようと改めて決意しました。
何だかまとまりのない日記ですが、息子とのやりとりで改めて気付いたことです。
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