社長の独り言 2012/10/22
貴重なヒント?かも知れない - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2012/10/22(月) 07:48
最近のわが社の傾向として、「基板」の集荷量が着実に増加傾向にあると感じます。
一週間に数件は必ず新規の引き合いがあるし、既存の取引先からの集荷量も着実に増えています。
集荷量が増えている原因としては、当社が力をつけてきたから。 ・・・と言いたいところですが、残念ながら様相が違います。
みなさんの仕分けの意識が高まっているのだと感じます。
要するに、従前はミックスメタルにでも放り込まれていたのかな?
それをキチッと仕分けて出荷するようになってきたということだと思います。
これは、出荷される基板を見れば、一目でわかります。
パソコンの基板、サーバーの基板、電子機器の基板、ゲーム機の基板etc・・・
さまざまな基板があるわけですが、多くは一目見れば、どんな基板か判別できます。
従来、集荷基板はパソコン基板が主だった訳ですが、相対的にこれらの集荷量が減って、パソコン以外の基板の集荷量が増えている訳です。
細かい仕分けを行わないと収益が確保できない現状に加え、将来を見据えての動きということでしょう。
「基板」という奴は、これまで主として鉄・非鉄金属スクラップを扱ってきた人間にとって、同じように考えてよいことと、全く考え方を変えなければならないことがあります。
同じように考えてよいことの代表例としては、「品質」に対する考え方でしょうか。
「品質」に対する考え方が同じというのは、具体的に言えば次のような例です。
例えば、「銅」を売りに来られたお客さんがいたとします。
「銅」と一言で言っても様々なランクがあるわけでして、どんな銅かとフレコンの中身を除いて見れば、ピカ銅から下銅までミックスされ、しかも銅色めっきのステンレスまで混じっている・・・。
非鉄金属商のみなさん、どのような値付けをされますか?
おそらく、下位ランクである下銅を基準に、さらにダストを多めに見ての値付けしかできないでしょう。
また、「相手は素人」と見做すでしょうね・・・。
「素人相手の値付け」というのも、業界にはあるような無いような。
このあたりは、基板と非鉄金属の世界の共通項です。
さて、次に大きく異なる点ですが、やはり「目に見えない」という点が一番でしょう。
金メッキなんかは目に見えますが、それでも同じように見えてメッキの厚みが10倍違うなんてザラだし、IC部品の中に入っている金なんて、どうしても見ることができません。
だから・・・ 経験と想像で判断するしかないのですが、これも中々難しい。
取引先のお客さんには、95%くらいの情報を提供しています。
残り5%は、現時点ではどうしても教えられない貴重な情報ですので、ご勘弁願っています。
貴重な情報というよりは、高~い授業料を払って得たノウハウなので・・・というのが正確かもしれません。
ネットの世界では、20%くらいの情報を提供しているかな?
簡単に非鉄金属を主として扱っている方向けに、非鉄金属と基板の世界で異なる点、注意点を説明しておきますね。
・基本的に貴金属相場は無視するくらいのイメージで。
・電池とアルミは天敵。銅に鉄を混ぜられているくらいの重大事。
・「パソコン基板」とか「サーバー基板」などという商品名に惑わされないこと。現物で判断する。
この三点くらいは絶対に守らないといけないでしょうね~。
非鉄金属スクラップを扱っている方が、いつものクセでやってしまいそうな失敗を例示したつもりです。
特に3点目の「商品名に惑わされない」というのが大事でしょう。
同じような用途の基板ばかりを集めても、一枚一枚品位は異なりますから何の意味も無いのですわ。
「同じ用途、同じ商品名」の基板を固めるのでなく、「同じ品位」の基板を集めること。コレ大事。
20%の情報提供と言いながら、気前よく情報提供し過ぎたか?
まあいいか。
一週間に数件は必ず新規の引き合いがあるし、既存の取引先からの集荷量も着実に増えています。
集荷量が増えている原因としては、当社が力をつけてきたから。 ・・・と言いたいところですが、残念ながら様相が違います。
みなさんの仕分けの意識が高まっているのだと感じます。
要するに、従前はミックスメタルにでも放り込まれていたのかな?
それをキチッと仕分けて出荷するようになってきたということだと思います。
これは、出荷される基板を見れば、一目でわかります。
パソコンの基板、サーバーの基板、電子機器の基板、ゲーム機の基板etc・・・
さまざまな基板があるわけですが、多くは一目見れば、どんな基板か判別できます。
従来、集荷基板はパソコン基板が主だった訳ですが、相対的にこれらの集荷量が減って、パソコン以外の基板の集荷量が増えている訳です。
細かい仕分けを行わないと収益が確保できない現状に加え、将来を見据えての動きということでしょう。
「基板」という奴は、これまで主として鉄・非鉄金属スクラップを扱ってきた人間にとって、同じように考えてよいことと、全く考え方を変えなければならないことがあります。
同じように考えてよいことの代表例としては、「品質」に対する考え方でしょうか。
「品質」に対する考え方が同じというのは、具体的に言えば次のような例です。
例えば、「銅」を売りに来られたお客さんがいたとします。
「銅」と一言で言っても様々なランクがあるわけでして、どんな銅かとフレコンの中身を除いて見れば、ピカ銅から下銅までミックスされ、しかも銅色めっきのステンレスまで混じっている・・・。
非鉄金属商のみなさん、どのような値付けをされますか?
おそらく、下位ランクである下銅を基準に、さらにダストを多めに見ての値付けしかできないでしょう。
また、「相手は素人」と見做すでしょうね・・・。
「素人相手の値付け」というのも、業界にはあるような無いような。
このあたりは、基板と非鉄金属の世界の共通項です。
さて、次に大きく異なる点ですが、やはり「目に見えない」という点が一番でしょう。
金メッキなんかは目に見えますが、それでも同じように見えてメッキの厚みが10倍違うなんてザラだし、IC部品の中に入っている金なんて、どうしても見ることができません。
だから・・・ 経験と想像で判断するしかないのですが、これも中々難しい。
取引先のお客さんには、95%くらいの情報を提供しています。
残り5%は、現時点ではどうしても教えられない貴重な情報ですので、ご勘弁願っています。
貴重な情報というよりは、高~い授業料を払って得たノウハウなので・・・というのが正確かもしれません。
ネットの世界では、20%くらいの情報を提供しているかな?
簡単に非鉄金属を主として扱っている方向けに、非鉄金属と基板の世界で異なる点、注意点を説明しておきますね。
・基本的に貴金属相場は無視するくらいのイメージで。
・電池とアルミは天敵。銅に鉄を混ぜられているくらいの重大事。
・「パソコン基板」とか「サーバー基板」などという商品名に惑わされないこと。現物で判断する。
この三点くらいは絶対に守らないといけないでしょうね~。
非鉄金属スクラップを扱っている方が、いつものクセでやってしまいそうな失敗を例示したつもりです。
特に3点目の「商品名に惑わされない」というのが大事でしょう。
同じような用途の基板ばかりを集めても、一枚一枚品位は異なりますから何の意味も無いのですわ。
「同じ用途、同じ商品名」の基板を固めるのでなく、「同じ品位」の基板を集めること。コレ大事。
20%の情報提供と言いながら、気前よく情報提供し過ぎたか?
まあいいか。