社長の独り言 2011/4/19
銅相場の調子は悪いでよ - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -
投稿日時:2011/04/19(火) 07:52
検索エンジンでこのページに着かれた方、弊社の買取価格につきましてはこちらをご参照ください。
まずは景気の悪い話から。
LME市場の銅相場は、4月9日をピークにジワジワと下げ続けています。
4月9日は日本円換算値で832.72円/kgであったのに対し、10日経った4月19日時点では、日本円換算値で761.98円/kg。
10日間で実に70円/kg以上の下げ幅となりました。
原因については、私ごときが能書きを垂れるのは憚られますので述べませんが、世界全体の先行きが不透明であるのと同様に、銅相場の先行きも不透明であることは間違いありません。
シンクタンクやアナリストの阿呆共の言うことを真に受けてたのでは生きていけませんからねえ。
彼らが優秀なのは、ある意味「言い訳を準備する能力だけ」ともいえます。
様々なデータの裏付けから、ある程度未来を推測するわけですが、相当部分を個々人の「ヤマ勘」を加え、推測どおりに事が運ばなかった場合の「言い訳」を周到に準備するというのが、前述の横文字仕事の方々の本質です。
そんなものを信用して悔しがるくらいなら、自分の知識と勘で推測した方がよっぽどマシでっせ。
連中は、「競馬の予想屋と何ら変わらない」と認識するのが一番かと私は思いますよ。
いきなり訳の分からない話で始まりましたが、実は弊社で重大(?)な事故が発生しました。
事故が発生したのは一昨日の日曜日で、当事者は私ホリグモンです。
恥ずかしい話ではありますが、啓発のためにあえてお知らせいたします。
4月17日日曜日、弊社の中では最小の850kg積みトラックにて名古屋営業所から大阪へ戻るための準備をしておりました。
日曜日は4ナンバーの小型トラックであれば、高速道路料金が大変安いのは皆さんよくご存知だと思います。
新幹線で戻ると交通費がかかるだけですが、小さなトラックといえど、荷物を積んで帰るのなら無駄が少なくて済むというものです。
積荷はピカ銅や上銅といった銅スクラップ。わずかな荷物ながら、時価100万円を超える商品ですから、ある程度気を引き締めて運転しなければなりません。
いつものように、名古屋営業所から5分ほどの所にある、東名阪自動車道の名古屋西インターチェンジから高速に乗り、大阪方面へ。
基本的に私は、相当な安全運転をモットーにしています。
ゆっくり走ったほうが燃費が良いのはもちろん、不測の事態が発生したときの事故回避率あるいは生存率ということを考えると、速度制限を超えるようなスピードで走ることは、「アホ」という他に言葉が見当たりません。
制限速度が80km/hの東名阪自動車道はもちろん、100km/h規制の名神高速道路や100km/h規制ではあるものの。設計速度が120km/hの新名神高速道路でも、80km/h以上のスピードを出して走ることはまずありません。
まあそんな安全運転の私ですが、なぜか車両トラブルにはよく巻き込まれます。
一昨年でしたか、新名神高速道路の草津田上インター手前の、急カーブ・急な下り坂が連続する地点でトラックがバーストし、死ぬ思いもしましたねえ・・・。
今回の舞台は、三重県と滋賀県の県境に位置する、鈴鹿トンネルを通過したあたりでした。
片側3車線の新名神高速道路の一番左側車線を走行していたところ、何やらクルマの走りに軽い違和感を感じました。
少し「ゴリゴリ」と車輪が回る感覚です。
2週間前くらいから同じような違和感があったので、自動車整備工場にも見せて、タイヤ2本の新品への交換やブレーキオイルの補充など、簡単な点検整備をしたばかりだったのですが・・・。
2週間前に感じた違和感よりさらに強い違和感でしたので、念のため路側帯へトラックを寄せ、ハザードランプを点灯して30~40kmへと減速しました。
数キロ先には甲賀土山サービスエリアがあることを知っていましたので、「とりあえずサービスエリアで停車するか~」との判断です。
この時点では、相当な安全策を選択したつもりだったのですが・・・。
約1kmほど走行したでしょうか?サービスエリアまでも残り1kmの標識が見えてきました。
突然、「ガタン」と相当大きな衝撃がありました。
訳が分かりませんでしたが、「とりあえず止まろう」とブレーキを踏み、まもなく完全停止しようかという時、さらなる衝撃が。
「こりゃあバーストでもしたかな?」と思っていると、目の前に衝撃的な光景が。
何と自分のトラックの右後輪が、私のトラックを追い抜いて、転々と転がって行くではありませんか!
「・・・!?」 唖然とする私をあざ笑うかのように、車輪は広大な高速道路上を右へ左へ・・・
何と、信じられないことに、シャフトごと転がっていますので、タイヤだけなら比較的まっすぐ転がっていくものが、ラグビーボールのように不規則に転がっていくのです。
多くのクルマが急減速して、巧みに避けていくのですが、そこはやっぱり日曜日の出来事ですので、中には猛スピードでそのまま突っ込んでいく阿呆もいるわけです。
「あぶない!」 思わず目をそらしてしまいました。
偶然にも不規則に跳ねるタイヤが、猛スピードで走るクルマを巧みにかわし、接触は避けたようです。
ええ。クルマがタイヤを避けたのではなくて、タイヤがクルマを避けたんです。ハイ。
それはさておき、目をそらした私の目には、さらに信じがたい光景が。
なんと、シャフトごと抜けた右後輪から、炎が上がっているではありませんか!
急いで近づいてみると、もれたオイル(ブレーキオイル?)に火がついて、結構な勢いで燃えています。
「あ~!」 日頃は冷静だと自負する私も、さすがに少々頭の中がパニック気味に。
とりあえず、抜けたタイヤにより後続車が事故をする心配もあるし、車両の炎上・爆発の危険もある。
高速道路の緊急ダイヤルなんか調べている時間は無い。「とりあえず110番にしておこう」と携帯電話をかけたのですが、これがなかなか繋がらない。
火勢が強くはならないものの、火は一向に収まらないので、意を決して上着を脱ぎ、上着で叩いて消火を試みることにしました。
ペットボトルのお茶も持っていたのですが、油の火災ですので、水をかけるのは止めておきました。
「バシバシ」と上着で叩いても、そう簡単に油の火災は消えないんですよね~。
片手で上着を振り回し、片手で携帯電話が110番に繋がるのを待っていると、ようやく電話が繋がりました。
現在位置、車のタイヤが本線を転がっていること、火災が発生していることを伝えている最中、ようやく鎮火に成功!
とりあえず鎮火したこと、けが人がいないことも伝え、電話を切った私はタイヤの行方を確認すると、タイヤは中央分離帯付近で無事に落ち着いていることを確認。
その後・・・案の定、多くの消防・救急・警察・道路会社車両がやってきて、大騒ぎ(?)になったわけですが、とりあえず怪我人ゼロ、物損無しということで、手配した車載車に大阪まで運んでもらうことが出来ました。
これがトラブルを起こした車両の姿です。シャフトごと抜けているのが見えますかね?

まあ、今となっては、半分笑い話なのですが、とりあえず今回の事故から得た教訓は、「とにかくスピードを出すな」「異常を感じたら、ためらわずに止まれ」という所でしょうか。
冗談でなく、「運良く」死人も怪我人も出ませんでしたが、一つ間違えれば重大な事故に繋がった案件です。
過去を振り返ると、「わずかな異常を感じた時点ですぐに停車していれば良かった」ということになるのでしょうが、状況を総合的に判断して、ここまでの事態になることを予想するのは、さすがに無理というもの。
わずか(?)な異常で徐行運転に切り替えたこと、さらなる異常で停止を決断したことから、ベストではなくとも、それに近い決断を行ったと、自分では考えています。
これをお読みの皆様も、何時このようなトラブルに巻き込まれるか分かりません。
安全運転が生命・財産・身体を守ることになりますことを強くアピールしておきますね。
最後に・・・
わが社のトラックは、比較的年式の古いトラックが多いのも事実です。
新車ばかりを揃える訳にもいかないのが現実ですが、「嫁さんとクルマは年式が新しいほど良い」というのも事実ですな。
これを機に、「年式の新しい嫁さんに乗り換えました!」と訳の分からない報告ができれば、ある意味私も男を上げるのかもしれませんが、こちらは中々乗り換え困難ですので、年式の新しいトラックへの乗り換えを検討することにします!
まずは景気の悪い話から。
LME市場の銅相場は、4月9日をピークにジワジワと下げ続けています。
4月9日は日本円換算値で832.72円/kgであったのに対し、10日経った4月19日時点では、日本円換算値で761.98円/kg。
10日間で実に70円/kg以上の下げ幅となりました。
原因については、私ごときが能書きを垂れるのは憚られますので述べませんが、世界全体の先行きが不透明であるのと同様に、銅相場の先行きも不透明であることは間違いありません。
シンクタンクやアナリストの阿呆共の言うことを真に受けてたのでは生きていけませんからねえ。
彼らが優秀なのは、ある意味「言い訳を準備する能力だけ」ともいえます。
様々なデータの裏付けから、ある程度未来を推測するわけですが、相当部分を個々人の「ヤマ勘」を加え、推測どおりに事が運ばなかった場合の「言い訳」を周到に準備するというのが、前述の横文字仕事の方々の本質です。
そんなものを信用して悔しがるくらいなら、自分の知識と勘で推測した方がよっぽどマシでっせ。
連中は、「競馬の予想屋と何ら変わらない」と認識するのが一番かと私は思いますよ。
いきなり訳の分からない話で始まりましたが、実は弊社で重大(?)な事故が発生しました。
事故が発生したのは一昨日の日曜日で、当事者は私ホリグモンです。
恥ずかしい話ではありますが、啓発のためにあえてお知らせいたします。
4月17日日曜日、弊社の中では最小の850kg積みトラックにて名古屋営業所から大阪へ戻るための準備をしておりました。
日曜日は4ナンバーの小型トラックであれば、高速道路料金が大変安いのは皆さんよくご存知だと思います。
新幹線で戻ると交通費がかかるだけですが、小さなトラックといえど、荷物を積んで帰るのなら無駄が少なくて済むというものです。
積荷はピカ銅や上銅といった銅スクラップ。わずかな荷物ながら、時価100万円を超える商品ですから、ある程度気を引き締めて運転しなければなりません。
いつものように、名古屋営業所から5分ほどの所にある、東名阪自動車道の名古屋西インターチェンジから高速に乗り、大阪方面へ。
基本的に私は、相当な安全運転をモットーにしています。
ゆっくり走ったほうが燃費が良いのはもちろん、不測の事態が発生したときの事故回避率あるいは生存率ということを考えると、速度制限を超えるようなスピードで走ることは、「アホ」という他に言葉が見当たりません。
制限速度が80km/hの東名阪自動車道はもちろん、100km/h規制の名神高速道路や100km/h規制ではあるものの。設計速度が120km/hの新名神高速道路でも、80km/h以上のスピードを出して走ることはまずありません。
まあそんな安全運転の私ですが、なぜか車両トラブルにはよく巻き込まれます。
一昨年でしたか、新名神高速道路の草津田上インター手前の、急カーブ・急な下り坂が連続する地点でトラックがバーストし、死ぬ思いもしましたねえ・・・。
今回の舞台は、三重県と滋賀県の県境に位置する、鈴鹿トンネルを通過したあたりでした。
片側3車線の新名神高速道路の一番左側車線を走行していたところ、何やらクルマの走りに軽い違和感を感じました。
少し「ゴリゴリ」と車輪が回る感覚です。
2週間前くらいから同じような違和感があったので、自動車整備工場にも見せて、タイヤ2本の新品への交換やブレーキオイルの補充など、簡単な点検整備をしたばかりだったのですが・・・。
2週間前に感じた違和感よりさらに強い違和感でしたので、念のため路側帯へトラックを寄せ、ハザードランプを点灯して30~40kmへと減速しました。
数キロ先には甲賀土山サービスエリアがあることを知っていましたので、「とりあえずサービスエリアで停車するか~」との判断です。
この時点では、相当な安全策を選択したつもりだったのですが・・・。
約1kmほど走行したでしょうか?サービスエリアまでも残り1kmの標識が見えてきました。
突然、「ガタン」と相当大きな衝撃がありました。
訳が分かりませんでしたが、「とりあえず止まろう」とブレーキを踏み、まもなく完全停止しようかという時、さらなる衝撃が。
「こりゃあバーストでもしたかな?」と思っていると、目の前に衝撃的な光景が。
何と自分のトラックの右後輪が、私のトラックを追い抜いて、転々と転がって行くではありませんか!
「・・・!?」 唖然とする私をあざ笑うかのように、車輪は広大な高速道路上を右へ左へ・・・
何と、信じられないことに、シャフトごと転がっていますので、タイヤだけなら比較的まっすぐ転がっていくものが、ラグビーボールのように不規則に転がっていくのです。
多くのクルマが急減速して、巧みに避けていくのですが、そこはやっぱり日曜日の出来事ですので、中には猛スピードでそのまま突っ込んでいく阿呆もいるわけです。
「あぶない!」 思わず目をそらしてしまいました。
偶然にも不規則に跳ねるタイヤが、猛スピードで走るクルマを巧みにかわし、接触は避けたようです。
ええ。クルマがタイヤを避けたのではなくて、タイヤがクルマを避けたんです。ハイ。
それはさておき、目をそらした私の目には、さらに信じがたい光景が。
なんと、シャフトごと抜けた右後輪から、炎が上がっているではありませんか!
急いで近づいてみると、もれたオイル(ブレーキオイル?)に火がついて、結構な勢いで燃えています。
「あ~!」 日頃は冷静だと自負する私も、さすがに少々頭の中がパニック気味に。
とりあえず、抜けたタイヤにより後続車が事故をする心配もあるし、車両の炎上・爆発の危険もある。
高速道路の緊急ダイヤルなんか調べている時間は無い。「とりあえず110番にしておこう」と携帯電話をかけたのですが、これがなかなか繋がらない。
火勢が強くはならないものの、火は一向に収まらないので、意を決して上着を脱ぎ、上着で叩いて消火を試みることにしました。
ペットボトルのお茶も持っていたのですが、油の火災ですので、水をかけるのは止めておきました。
「バシバシ」と上着で叩いても、そう簡単に油の火災は消えないんですよね~。
片手で上着を振り回し、片手で携帯電話が110番に繋がるのを待っていると、ようやく電話が繋がりました。
現在位置、車のタイヤが本線を転がっていること、火災が発生していることを伝えている最中、ようやく鎮火に成功!
とりあえず鎮火したこと、けが人がいないことも伝え、電話を切った私はタイヤの行方を確認すると、タイヤは中央分離帯付近で無事に落ち着いていることを確認。
その後・・・案の定、多くの消防・救急・警察・道路会社車両がやってきて、大騒ぎ(?)になったわけですが、とりあえず怪我人ゼロ、物損無しということで、手配した車載車に大阪まで運んでもらうことが出来ました。
これがトラブルを起こした車両の姿です。シャフトごと抜けているのが見えますかね?

まあ、今となっては、半分笑い話なのですが、とりあえず今回の事故から得た教訓は、「とにかくスピードを出すな」「異常を感じたら、ためらわずに止まれ」という所でしょうか。
冗談でなく、「運良く」死人も怪我人も出ませんでしたが、一つ間違えれば重大な事故に繋がった案件です。
過去を振り返ると、「わずかな異常を感じた時点ですぐに停車していれば良かった」ということになるのでしょうが、状況を総合的に判断して、ここまでの事態になることを予想するのは、さすがに無理というもの。
わずか(?)な異常で徐行運転に切り替えたこと、さらなる異常で停止を決断したことから、ベストではなくとも、それに近い決断を行ったと、自分では考えています。
これをお読みの皆様も、何時このようなトラブルに巻き込まれるか分かりません。
安全運転が生命・財産・身体を守ることになりますことを強くアピールしておきますね。
最後に・・・
わが社のトラックは、比較的年式の古いトラックが多いのも事実です。
新車ばかりを揃える訳にもいかないのが現実ですが、「嫁さんとクルマは年式が新しいほど良い」というのも事実ですな。
これを機に、「年式の新しい嫁さんに乗り換えました!」と訳の分からない報告ができれば、ある意味私も男を上げるのかもしれませんが、こちらは中々乗り換え困難ですので、年式の新しいトラックへの乗り換えを検討することにします!
2011年4月
<<前月 | 翌月>> |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|