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社長の独り言 2016/2

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ヤンゴン - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/02/10(水) 05:37


ただいま、ミャンマーの首都ヤンゴンに滞在中です。





日曜日の朝に中部空港を出発して、ベトナムのハノイ経由でヤンゴン入り。


どうでもよい話ですが、ハノイのノイバイ空港はリニューアル工事が完成して、新ターミナルに代わっていました。







ベトナムの首都の空港であるにもかかわらず、これまでの旧ターミナルは日本のローカル空港と同レベルかそれ以下。


出発ロビーのエリアはとても狭く、数件の土産物屋とレストランがあるだけ。


乗り継ぎのための時間をつぶすのに、とても難儀する空港でした。






新ターミナルは何倍もの広さがありますので、時間をつぶすのにはあまり苦労しなくなりました。


これでベトナム航空を利用する機会が増えるかというと、ベトナム航空の機体はあまりにもボロなので何とも言えませんが・・・。





さて、中部空港を出発して約十時間後にミャンマーのヤンゴンへ到着し、空港からホテルへ向かうまでに早速仕事にとりかかりました。


空港からほど近い、中古自転車の販売パートナーの自宅へ押しかけて、押し売り(?)を行うためです。





・・・結果は不調でしたわ。


ダメということでも無いのですが、少なくとも契約にこぎつけるようなことはできずに、帰るハメに。





子供の誕生パーティーか何かをやっている最中でしたので、飲み屋に連れて行って、酔った勢いで口約束させるという作戦が失敗したのが痛いですねえ。


家族水入らずで過ごしているところを無理やり連れだす・・・という荒業は、同じ子供を持つ身として、出来ませんでした。


甘かったかなあ?






日を改めて、明日にでも・・・という話をしていたのですが、翌日(月曜日)は私の通訳兼案内役のパートナーの身内に不幸があり、私は一人でヤンゴンのホテルに取り残されることとなりました。



自分一人でタクシーを拾い、街の観察程度には出かけたのですが、ヤンゴンの街って結構でかい割にアホほど渋滞しますから、あまり効果的な視察ができませんでした。





それで事実上の最終日になる、「火曜日にしっかり仕事を!」と思っていたのですが、先述の通訳兼案内人が葬式と同窓会で飲みすぎて二日酔い。


全く役に立ちません。





俺は一体、何のためにヤンゴンへ来たんだ!





そんな怒りの矛先を、どこにも向けることができず、本当に最低限の調査活動を行っただけで、ヤンゴンでの滞在を終えることになります。




宿泊先のホテルの前です。


画像に映っている建物も、かなりの年季が入っています。






ヤンゴンの面白いところは、1960年代とおぼしき古いものから、2016年の最新のものまでが混在しているところです。


建物だけでなく、走っているバスなんかも、1970年代のものが平気で現役で走っています。






聞くところによると、多くの日本企業がミャンマー進出を目論んでいるそうですが、人口の多さと新旧混在の訳のわからない状況が、ビジネスチャンスに結びつくのかもしれませんね。




このバスはそれほど古くありませんが、バスのエンジンルームは開けたまま走るのが標準です。


暑い国ですから、オーバーヒート防止のためですよ。





それはそうとして、ミャンマーにおけるビジネスの可能性って、どうなんでしょうね?


確かに人口は多く、国土も大きく、ある程度の天然資源もありますから、これから発展する余地はあると思います。





しかし、何か違和感があるんですよねえ・・・。


言葉に表すのは難しいのですが、私を惹き付けるものが無いんですわ。





私の仕事は、日本の中古商品を売る・・・というビジネスが主たるものになるのですが、なぜかミャンマーにモノを持って行っても、売れる気がしない。


なぜか分かりませんけど、とにかく「売れないだろうな」と感じさせるのです。





不動産価格なんかが、バブル気味ということもあるのかもしれませんね。


ヤンゴン周辺では地価がアホみたいに上昇しており、日本より高いような場所も珍しくありません。





中心部の一等地だと、マンハッタンより高い場所もある・・・と、アホなミャンマー人は申しておりました。





あのなあ・・・


誰がどう考えても、ニューヨークのど真ん中より、世界最貧国のど真ん中のほうが高いなんて、オカシイでしょ?


でも、「地価は下がることもある」という経験のない人間にとっては、その客観的な見方をすることが難しいみたいです。





そんなアホと家賃交渉をする気にもならないし、「お前ら、バブル崩壊で死んでしまえ!」と物騒なことを言いたくなるのが本音。




ま、愚痴や悪口はよしましょう。






次は10日水曜日の現地時間8時半の飛行機で、ヤンゴンからタイの首都バンコクへ移動します。


バンコクでの仕事は、今年度当社が力を入れたい事業について、重要な交渉がありますから、こちらはどうしても失敗することができません。


ヤンゴンでの屈辱(?)をバネに、頑張ってきます。

中学生か? - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/02/07(日) 05:30


先日お話しておりました、以前に注文していたクルマ(プリウス)が、先週の火曜日に納車されました。








トヨタの営業マンに、「せっかく新車を買うんだから、一番に持って来い!」と平身低頭お願いをしていた甲斐があり、かなり早いタイミングで納車してくれました。


まだ世間であまり走っていない状況でクルマを走らせ、とってもささやかな優越感に浸るのが、私のような小人物の楽しみです。





新車と引き換えに、それまで乗っていたクルマは下取りに出しました。


5年落ちで110万円ほどの評価になっていたと思いますが、このあたりの値段の付け方は、新車を買わす為の値段なのでしょう。


110万円という価格は高いとは思うのですが、これは新車のアクセサリーの価格やら値引きやら何やら、全ての要素を加味して、購入者が好印象を持つような値付けをしているだけだと考えています。





要するに、トヨタに踊らされ、「上手に買わされた」ということでしょう。





高い下取り価格を付けられても、わたしはこれまで乗っていたクルマとの別れが結構悲しく感じるほうです。


クルマという道具、消耗品ではありますが、これまで苦楽を共にしてきた仲間と別れるようで・・・。





女との別れよりは、クルマとの別れのほうがツライですね。


女なんてしょせん数ヶ月とかそこらの付き合いで別れるわけですから、情もそれほど移らないわけで、それよりも5年間付き合ってきたクルマのほうが情も移るというもの。


しかし、クルマと女は年式が新しいほうが良い。


これが私のポリシーですから、つらい別れを乗り越えて、年式が新しいのに乗ります。





「新しいプリウス、どう?」と興味を持たれる方もおられるかも知れません。


同業の方なんかでも、営業車にはプリウスを採用してらっしゃる方が結構いらっしゃいますからね~。


経済性やイメージを総合的に判断すると、このあたりに落ち着くことも多いと思います。





で、車を乗り換えた感想です。


カタログやテレビのCMを見ていた段階では、あまり良い印象を持っていませんでした。


何だか、格好悪くなったような気がしていたんです。





それであまり期待せずに乗ってみたのですが、これが意外に良かった。





前のプリウスでは、いくつかの不満がありました。


まず、「視界が非常に悪かった」んです。


見通しが悪くて、慣れないと運転するのが怖かったのですが、今度の新型はその部分が解消されて、非常に見通しが良くなっているような気がします。





次に、発進の際に、とても「鈍重な感じ」があったところですかね?


もちろんアクセルを深く踏み込めば、急加速できるのですが、プリウスでそんな走りをしてもしょうがない。


他のクルマと比べると、鈍重なイメージが強くて、微妙にストレスになっていましたが、新型では非常にスムーズというか、軽快に発進できるようになったように感じます。





その他にもいくつもあるのですが、最後に最大のポイントを挙げるとすると、「安っぽさ」が解消されたことでしょうか?


「21世紀のカローラ」とも言われるプリウスですが、価格は300万円を超えるクルマです。





その割に、ドアを閉めるときの感じが軽自動車に毛が生えたような感触であったり、内装もチープな感じだったりと、高級感が全くなかったのです。


ま、決して高級車ではないのですが、「もうちょっと、何とかしてよ・・・」というのが、正直な感想でした。


その先代と比べると、ずいぶん高級感が出たという印象を受けます。





私が感じていたことと同じ事を、おそらく多くの方が感じていたのでしょうね。


そのあたりの問題を、確実に解消してくるところは、「さすがトヨタ・・・」と感じます。





あまり長く自動車の話を書くのも何なんで、まとめます。


新型プリウスは、先代でユーザーから寄せられたであろう問題点を解消した上で、衝突防止装置など、先端の安全装置を組み込んだクルマという印象です。





一言で言うと、「近未来のクルマ」みたいな印象を受けます。


おそらく、プリウスの大事なコンセプトなのでしょうが、先代の時にも同じような印象を受けました。







自動車談義はこのへんにして、最後に本題(?)です。



冒頭のプリウスの画像で、皆さん何か気付いたことはありませんか?





最初に見た段階で、何かに気付き、「ニヤッ」とされたアナタは、私のことをとても理解している方です。





「よく見ていなかった」という方は、もう一度画像をご覧ください。


何か気付いたことはありませんか?





もし、何も気付かなかったとしても、全く問題はありません。


私のよき理解者であるはずの、私の嫁も気付いていませんから。





実はクルマの車両登録をする際、トヨタの担当者から電話がかかってきました。


「ナンバープレートの番号、どうしますか?」と。





私はナンバーなんてどうでも良いので、以前に「役所が割り振る番号で良いよ」と言っていました。


しかし何か手違いがあったのか、ナンバーを指定する手続きになっていたそうです。




「そうか、じゃあ適当で良いよ」なんて話していたのですが、それでは担当者氏も困るらしく、「それでは今の車と同じ番号にしますか?」と提案して来ました。





う~ん。


街をクルマで流しているとき、他の車を見ていると、皆結構それぞれに好きなナンバーをつけて走っていますねえ。





パチンコが好きなのか「777」という車、誕生日か何か分かりませんが、日付を想起させるナンバーを付けている車、あるいは、「55」とか、「88」なんて車も多いですね。


私のイメージとしては、縁起がよい・・・と言われる数字を選んでいる方が多いように思います。


日本人の民族性というか、精神性だと、そのような選択になるのは理解できます。





しかし私がそのような番号を選ぶのは、少々抵抗があります。


「縁起」とか、「言霊」みたいな精神を可能な限り排除して生きていくことを決心した身ですので・・・。





そんな訳で今の番号にしました。


私のクルマのナンバーは、「4989」。


「四苦八苦」を、ナンバーにしました。





ナンバープレートに書かれた数字が災いして、自分の身に四苦八苦が降りかかる・・・。


上等じゃ。かかってこんかい!





そんな、とんがった気持ちを持ち続けるのも一興かと思います。はい。



ま、イキがった中学生男子みたいなものです。


宣伝かもしれません - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/02/05(金) 06:11


トヨタ自動車が来週月曜日(8日)から一週間、国内生産を全て取りやめるようです。


1月にグループ会社で起きた爆発事故が原因で、部品供給に支障が出たためのようですが、国内の全工場をストップしなければならないというのは、「すごい」ことだと感じます。


トヨタでさえ、たった一カ所の子会社でトラブルが起こると、国内全工場の操業停止になることもあるんだ・・・と。





ウチも操業の一部停止をした方が良いかも知れません。


理由は、複数のエリアへの出荷が止まって、少々ヒマだから。





2月というのは、決して多忙な時期ではない・・・というのは、業界各社ある程度共通なのでしょうが、今は特にヒマ。


日曜日だけでなく、土曜日も休んだ方がエエかもしれません。





前回に引き続いて自転車ネタになりますが、本日予定していた某国向きのコンテナが、急きょ中止が決定。


事前の意思疎通に少々問題があったのですが、今朝ヤードにやって来るコンテナを、空のままで追い返すことになります。




昨日は別の某国と、コンテナを引き受けてくれるように、「お願い」する調整に奔走していました。


今のような買い手市場の状況になると、何らかの問題があるモノは、とても売りにくくなります。




問題というと、「品質」や「価格」の問題だと思うでしょ?


まあ最終的にはそれに近いんですが、厳密には意味が異なります。





まず「品質」について。


今の時代、各社ともサビの比較的少ないモノしか送らないのですが、発生する地域ごとに微妙に品質が異なります。


前にも言った記憶がありますが、大都市で発生したものほど、新車価格が高いものが出てきます。


やはり地方部は、新車価格の安いものが多いです。





そうなると、都市部で発生した自転車の方が人気になるのは当たり前。


もちろん、都市部のものは販売価格を高く設定し、地方部のものは安く設定するのですが、今のような状況だと、安いものは売りにくい。





海外では、「中古自転車」が欲しいのではありません。


日本の、高品質の自転車を、たとえ中古でも欲しいのです。


安物なら、中国製のピカピカの新品が、同じ位の価格で買えますから。





高品質の自転車が多い、日本の大都市産の自転車が人気で、地方部産のものが不人気な理由が分かりました?





それで昨日は懸命に、地方部産の自転車を売り込んでいた・・・という訳です。


当社が集めた自転車ではありませんが、「仲間の分だから、何とかせんかい!?」と。





自分のところの自転車がキャンセルを食らうような状況でも、親しい仲間の分ならば海外に頭を下げて、何とかしようとします。





「宣伝か?」と言われればそれまでですし、それでも結構。


しかし口先だけでなく、現実にそれを実行している訳ですから、ちょっと誇っても良いかな?と思った次第です。





こんな状態ですから、私はセールスに懸命。


もちろん、安くで叩き売れば、いくらでも売ることは出来ます。




しかし安くで売って、利益を減らしたのでは意味がありません。


売りにくいけど、値段は下げない。




そんな難しい交渉をしなければならないのが、ツライところです。


世の中のセールスマンは皆、そんな苦労をするから同じなんですけどね。




そんな訳で、日曜日から自転車セールスの旅に出かけてまいります。


自転車セールスだけが目的ではないのですが、日本と比べて30℃ほど気温の高い地域へ、恒例の強行軍。





一泊3,000円ほどの安宿に泊まり、現地のメシを「ウマいね~」と口では言いながら胃の中に流し込み、夜は「面白い日本人だ」と思わせるように、男芸者です。


芸を磨くため(?)に、現地の言葉を多少勉強する必要もありますし、出発の日が近づくと、少々お腹の具合が悪くなってきます。





ま、愚痴を言っていないで頑張ってきますわ。





価格変更しています - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/02/03(水) 06:08


多くの方はお気づきではないと思いますが、2月1日から、当社の主力輸出商品である中古自転車の買取価格を変更しています。





昨年秋頃から、中古自転車の販売状況が宜しくないことを、当ブログでも度々取り上げて来ました。


中古自転車って、西アフリカ、東アフリカ、西アジア、東南アジアの、4つのエリアが主たる輸出先なのですが、4つのエリアはそれぞれ需要旺盛な時期と、需要が少ない時期があります。


例えば、その国の子供が学校に入学する時期は需要が増えるし、雨期には需要が落ちるということ。





このような需要の変化は毎年恒例のものですし、こちらも理解しているのですが、「思わぬ需要減少」が発生することがあります。


思わぬ需要減少とは、季節の問題などによる毎年恒例の需要変化でなく、突発的に発生する問題により需要が減少してしまうことです。





輸出先国での、中古自転車の税率やワイロが高くなると、需要が減少します。


税率やワイロが高くなると、最終的に小売価格へ反映されることになって需要が減少するのですが、我々にとっては卸売、小売業者に買い控えが発生するほうが痛いです。


権力者の機嫌や懐具合によって、ワイロだけでなく税率までもが変わるのが、世界の常識・・・。





異常気象などによる自然災害、治安悪化や紛争なども、当然に需要減少を招きます。


今シーズンも、東南アジアで大洪水が発生し、西アジアで紛争危機が高まるなど、嬉しくないニュースが多いです。





少し説明が長くなりましたが、現在の中古自転車市場は、世界的に「供給過多」の状態です。


供給過多だから、なかなか売れないし、価格も下がっています。





当社は、出来るだけ買取価格を安定させる方針で、価格を設定しています。


例えば、雨季と乾季では現地で売れる値段も違いますので、日本での仕入価格もそれに合わせてリアルタイムに変動させる方法もあります。





当社に商品を供給してくれる方々の中には、商品代金を支払って仕入を行い、それを当社へ販売している方々も多いです。


そんな方にとっては、あまりにコロコロと価格を変えられると迷惑でしょ?


仕入をかけないで自転車を集めてきて、それを売却しているお客さんばっかりであれば、リアルタイムに価格を変更するんですがねえ。





そんな理由で、ミャンマーで大洪水が起ころうが、アフリカ沖で海賊が出ようが、買取価格を変更しなかったのですが、今回は実情にあわせた価格に変更しました。


価格低下が長期的になるかどうかは分かりませんが、少なくとも反転の見込みが立たない状況であるとの判断からです。





現地事情、情勢について、少なくとも東南アジアについては、日本有数の情報網を持っているつもりです。


販売力にもかなり自信を持っています。





一ヶ月に一度程度、定期的に現地を訪問して、自分自身でルートの開拓や現状確認を行っているのですから、よほどのボンクラでない限りは、「事情に精通している」と申し上げても良いはずです・・・。


それを踏まえた上での、今回の買取価格下げであることをご理解くださいませ。





ま、中古自転車という商品は、これまで長期的にストップしたという事態は起こったことがありません。


売れにくくなる、あるいは価格が下がることはあっても、完全ストップということは過去に例がない。





過去2~3年、円安という追い風に乗ったこともあり、右肩上がりで価格上昇が続いていましたが、調整局面にあるということでしょう。


以前にもご説明したことがありますが、我々貿易業者にとっては、ママチャリ一台あたりFOBでUS15ドルというのが、長年築かれてきた平均的相場です。




US15ドルで売れるとして、諸経費と、わずかばかりの利益を加えた、私たちのヤード買取価格はUS10ドルが精一杯。


今の為替相場だと、1,200円ほどになります。





本当は、一台あたりあと100円欲しいところです。


US10ドルで仕入れを行っていたのでは、あまりに余裕がなさ過ぎて、法令順守にも支障をきたしかねないのが実態ですから。





そんな訳で、ママチャリはこれまでの1,300円/台から1,200円/台へ買取価格を引き下げました。


供給過多が長引くようだと、1,000円/台くらいまで下がる可能性も十分にありますよ。


為替が1ドル=120円以下の水準となり、FOBで14ドル/台での取り引きが多くなれば、ウチは買取価格を1,000円/台に抑える必要があります。





ちなみに、ストレートの自転車は、もっと酷い状況ですわ。


市中では「買い止め」の業者も多いのですが、ウチでさえも今日現在は出荷できない、輸出できない状況です。




「ウチでさえも」と、大きな事を申し上げましたが、当社は小さいながらも、海外現地で自前の保管場所を確保しています。


そんな業者、日本にいくつあります?


その現地保管場所がパンク状態でして、「頼むから、もう送らないで」と言って来る始末。





昨日今日に自転車ビジネスを始めて、日本在住のバイヤーに売却するだけの形だったら、とっくの以前にウチも買い止めですわ。


こちらは、大幅な価格改定になっています。





来週には私が現地へ行って、対策を打ってきます。


自社の分と、良い時も悪いときもウチにコンテナ販売を依頼してくれている仲間業者の分は、何とかしてくるつもりです。





こちらは新ルートの開拓にも、もっとチカラを入れないとダメですねえ。


すでに準備を始めているのですが、うまく行ったとしても数ヶ月先かな?


日本からの距離が、どんどん遠くなる・・・。





今日は自転車の話ばかりになりました。


私は自転車に関する情報を垂れ流す、いや、提供することが目的でなく、あらゆる商品で同じことが起こるということを知ってほしいと考えています。


必ず同じような問題が起こるから、発生した問題への対処、事前の対策、情報収集なんかを緻密に行う必要があるわけです。





まだまだ貿易屋としてはヒヨっ子なんですが、その基本的な部分が「出来る」ということを強みとして、事業展開していきたいのです。





最後に本題。


当社の目指す事業の形についてです。





当社が目指すのは、リユース・リサイクル品を日本で買い集めて、海外で売却するというビジネスモデルではありません。





リユース・リサイクル品を持っている方々に対して、海外で売却する機会、場所を提供するという方法を進めて行こうと考えています。





その記念すべき第一号(?)が、先日参加者を募集した、カンボジア・プノンペン視察ツアーということなのです。





あ、あのツアーですね、12日に日本出発で15日の朝に帰国の、モデル日程に合わせて来れる方は少ないです。(今のところ)


皆さん、バラバラのスケジュールでお越しいただけるようで、ありがとうございますねえ。


おかげ様で、私はカンボジア駐在員みたいになれそうですわ。





・・・半分ヤケクソですね。


しかし皆さん多忙ですから、「オマエの都合に合わせて行けるか!」という事情はごもっとも。


今からモデル日程に合わせて参加していただけるもよし、皆さんの都合に合わせて「この日なら行けるけど?」と連絡していただくのもよし。





アナタの持っている商品を、海外で販売する機会を提供する・・・というのが趣旨です。


念のため申し上げておきますが、現段階で定期的かつ一定量の物量をお持ちであるか、近い将来、そうなる予定の方を対象にしております。


悪しからず。

新年度開始 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2016/02/01(月) 05:15


当社は、本日より新年度へ入りました。


1月末をもって第8期目が終了し、2月からは第9期目ということになりますが、時間が流れるのは、早いような遅いような。





会社設立は大阪から名古屋への進出を契機にしていますから、名古屋での仕事も、はや8年になるわけですねえ。


現在も創業の地である、大阪府高槻市を本社所在地としておりますが、会社の業務としては名古屋近辺、そして最近では東京近辺へと、東へ東へと移って来ています。





人生80年とすると、8年という時間は、ちょうど1割、10%の時間に該当します。





私の場合、人生の最初の30%を「大人になるための時間」として使って来ました。


子供時代、学生時代に22~3年を使いましたので、大体30%くらいでしょう。





次の10%の時間は、「サラリーマン」として使いました。


会社員として働いた期間が約8年くらいです。





約8年という期間が長すぎたとは思いませんし、むしろもう少し長くても良かったと思います。


いわゆる大企業での仕事だったのですが、こういう組織での仕事の経験というのは、貴重なものです。





組織を離れて初めて分かるのですが、大組織の論理であったり、そこで働く人々の考え方や行動を肌感覚で理解できることは、私の貴重な財産です。


言葉で表現するのは難しいのですが、ウチのような零細企業とは考え方や価値観が全く異なります。


そのあたりを理解できないと、大きな組織との付き合いや相互理解が難しいかと思います。





会社員を辞め、次の10%は「代議士のカバン持ち」としての人生でした。


これも約8年間ですねえ。





仕事というか、今ビジネスを行っているうえでのメリット、あるいはプラスになったことは、直接的にはありません。


でもカバン持ちをやっている期間に、今の会社を始めるキッカケになる師匠との出会いがありましたから、決してビジネス上も無意味だった訳ではありません。





しかしそれよりも、私がカバン持ちで過ごした期間というのは、「人間」というものの本質を身をもって経験した期間だと思います。


私の仕事は、「選挙」という、人殺し以外は何でもアリの戦いを行うこと、およびその準備をすることでした。





結果としては、その戦いに負けて現在に至るわけですが、敗戦によって得た教訓や、人間の本性剥き出しの世界を経験したことが、今の私に大いに役立っていると思いますよ。





勝つためには手段を選ばずに、どんな汚い手を使ってでも勝ちに行かなくてはいけない。


情け容赦は無用だし、義理も人情もヘタクレもない。


世の中は、そういうものだと学ぶことが出来ました。





でも、それくらい徹底しても、時代の大きな流れには逆らえないし、流れを読めないと、いとも簡単に飲み込まれてしまう。


それなら小細工や汚いマネを徹底的に突き詰めるのではなく、時代の流れを読み間違えないように最高の努力をするほうが、自分の性にあっている。





そんな人生観になりましたね~。


カッコイイ言い方をすれば、ビジネスの世界で羽ばたく為の準備、助走期間であった・・・ということにしています。





ま、正直なところ苦労ばかりだったし、8年もやらないで、半分くらいの期間でさっさと今のビジネスをやっていれば、もう少し資源バブルで美味しい思いも出来たのに・・・という気持ちはあります。


会社を設立して、わずか半年でリーマンショックの資源暴落でしたから。





え~と、合計すると、30%が学生まで、10%が会社員、10%がカバン持ち、そして10%がデラべっぴん。


ぎょっ。


もうすでに、人生の60%が経過してしまっているのか!





う~ん。


私は現在、45歳です。


人生80年とすると、正確には56.25%・・・。


自分では、まだ若いつもりでいても、人生なんて「あっ」という間に過ぎてしまいそうですねえ。





今週末は妻子の住む自宅へ帰っていたのですが、嫁と少々話をしている中で、「私は大企業勤めの会社員の妻になったつもりだった」と言われました。


「そりゃあ、どうもすいませんでしたね」なんて言っていたのですが、一度しかない人生ですから、好きにやらせてください。





私が会社員を辞めるキッカケになった出来事だけは、今も鮮明に覚えています。




30歳をチョイと過ぎた頃ですが、ある晩布団に入って休んでいると、急に胸が苦しくなって来ました。





激しい痛みや苦しみがあったわけでは無いのですが、若い頃ですからそんな経験は初めて。


その時、「ああ、俺は死ぬのかな?」なんて、かなりオーバーに考えました。


そんな事を考えていると、今の自分の仕事や人生を、激しく後悔している自分に気付いたのです。





それ以来、やりたい事をやらせて頂いています。


今の自分に満足してはいませんが、少なくとも今なら「ああ、好きに生きて、楽しい人生だった」と笑って死ねるでしょう。








何だか、もうすぐ死にそうな話になりましたが、残念ながら(?)、私はいたって健康です。





会社設立から8年が経ち、人生の10%の時間を使いましたから、そろそろ次の段階に突入です。


そう考えて、新たに色々なことを始めようとしているところです。





いや、時代の流れは本当に速いですから、次々に新たなことにチャレンジして行かないと、生き残っていくことが出来ません。


自転車操業だから、自転車を漕ぐのをやめるとコケてしまう。


泳ぎ続けないと生きて行けない、マグロみたいなもの。





色んな言い方がありますが、「やるしかない」という事実に変わりはありません。


昨年度は、会社を何とか貿易屋へ変化させることに苦心した一年。


今年度は、貿易屋として発展させる年であるとともに、次の事業やステップへの準備と始動の年。





最後は抽象的な言い方になりましたが、何をやろうとしているのか、ご愛読者の方は薄々ご存知だと思います。


来週から海外出張ですので、今週のうちにやるべき事を片付けておかなければ。

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