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社長の独り言

2017年6月時点の自転車市況 - たまに覗くから面白い!毎日見ないでぇ・・・飽きるから。。 -

投稿日時:2017/06/09(金) 06:02


現在の中古自転車に関する情勢は、いかがなものなんでしょうね?


私が他人に聞いてるようじゃダメなんですが、本当によく分かりません。





時々、仲間の同業者と連絡を取り合っているのですが、「売りにくい」あるいは「価格が下がった」など、あまり良いニュースは入って来ません。








正直なところ、これまで情勢の変化を感じるような出来事がありませんでした。


価格引き下げの要請が入ったり、取引先からの注文が減ったりすると、情勢の悪化を感じるのですが、それが無ければ情勢の変化を感じることは難しいですから。





「状況が良くない」という話を聞いたのは先週のこと。


「今のところ、ウチは問題ない」と話していたのですが、仲間の話を聞いていると、私の心は穏やかではありません。





平素から、状況が悪化した時の備えを最重点課題としてきました。


取引相手の販売力や人商売の方針を慎重に精査し、価格面に関しても、双方が利益を出すことが出来るよう、結構緻密に計算しているのです。





「ウチは万全の対策をしているので大丈夫!」と言いたいところですが、やはり心配ですねえ。


世界の趨勢から当社だけが逃れられるはずもなく、程度の差こそあれ、否応なしに巻き込まれることは必至です。





おそらく当社の場合、「売るには困らないが、価格が安くて…」という状況になることが予想されます。


これまでの努力もあって、「売れない」という状況に陥ることはないでしょう。





ただし、ドルベースでの販売価格が下落し、加えて為替が円高に向かうと苦しいですね。





昨年の秋頃から事業の形態が変化しまして、幸いにも安定して一定量の商品確保が可能な状況になりました。


販売先も東南アジア・中東諸国・アフリカ諸国と、飛躍的に多様化しました。





これらは強くなった点として挙げられるでしょう。





逆に弱くなった点として、為替変動の影響を受けやすくなったことと、調達価格に変化が付けられない体制になった点が挙げられます。


この点を説明しようか、どうしようか?





まあ簡単に説明しようかな。





為替の変動を受けやすくなった理由は、販売先との価格決定の方法によります。


USドルベースで日本サイドの仕入価格や必要経費を計算して取引していたので、例えば円高になったら販売価格は下がるが、仕入価格など日本での費用も、ドルベースでは下がるというイメージです。





これにより、多少は為替変動の影響を押さえていました。







調達価格に変化が付けにくくなったのは、商品調達方法が変化したためです。


当社ヤードに持ち込まれた商品を買って輸出する方法なら、円高が進めば買取価格を下げれば良い。





US10ドルで買い取る商品があったとして、1ドル120円なら1,200円で買うけれど、1ドル100円なら1,000円で買う。


そういうことです。





今は調達方法が変化し、燃料代、人件費、高速代などの間接経費が、原価に占める割合において増大しています。


為替が変動しても、これらの経費を引き下げることは難しいので、調達価格に変化を付けられない…ということになるのです。





分かってはいましたが、難しいところです。







話が飛び飛びになって恐縮ですが、今日こんな話を書いたのには理由があります。


「市況が悪化しているのでは?」と疑いたくなる出来事があったのです。





先週積み込みを行った中東向けのコンテナだったのですが、買い主から電話が入って「今回の積み荷、コンディションが良くないと思う」と言われました。


黙って聞いていると、要はコンディションが良くない商品が入っているから、少し価格を下げて欲しいという趣旨でした。





通常、このような話には応じません。


中古商品ですから、常に同じ商品が積み込まれる訳では無く、コンテナごとに多少のコンディションの差があるのは当たり前です。





たまたまコンディションの良いものが多く積まれていて現地で高く売れたとき、「高く売れたから、今回は追加で支払うよ」と言ってくる相手なら、気持ちよく価格引き下げにも応じます。


そんなおめでたい買い手が滅多にいるはずもなく、儲かった時はダンマリで、利益が危ぶまれる時だけ価格下げを要求して来るのが通例。





コンテナに商品が積まれた後で、そのような交渉を行ってくる相手とは、取引をしないのが私の基本方針です。


要求を蹴った上で、更に以後の取引停止という措置を行います。







しかし先週仲間業者と会話した内容が気になってね。


急激な情勢の変化により、そうせざるを得なかった可能性もある。





少し様子を見てみよう…ということで、いつものコンテナより2%ほどロスがあるという前提での計算に変更しました。


コンテナ全体の価格から、2%ほど値引きしたということになります。





受注から積み込みまでの期間で、為替が数パーセント円高に振れたこともあり、「一回くらいは様子を見よう」ということです。


正直気に入らないのですが、情勢が悪化しているタイミングだとすれば、そんなタイミングで取引相手を失うのは避けたいんです。





それでも、次回も同じような話があったら、取引停止です。


必要不可欠な取引相手でもないし、何より「ナメてるのか?」という相手と仕事するのは嫌。





さて、どういう結果になりますやら?






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